東京シューレをめぐっては、不登校になり長野県内の宿泊型フリースクール活動に参加した女性(当時10代)が、男性スタッフから性暴力を受けていたことが明らかになっている。東京シューレのホームページによると、この活動は1998〜2000年度に開催されていた。女性側が16年に提訴し、19年に和解が成立している。

 各シューレを運営するNPO法人「東京シューレ」の新理事会による会員への報告によると、奥地氏の退任が決まったのは今月12日の総会。性暴力問題が起きたことと、女性への救済対応を十分に行わず、訴訟の和解で口外禁止条項を求めたことが理由という。新理事長には喜多明人早稲田大名誉教授が選任された。

 法人が設けた「人権委員会」…(以下有料版で,残り387文字)

朝日新聞 2021年6月24日 16時34分
https://www.asahi.com/articles/ASP6S5DJSP6SUTIL002.html?iref=comtop_7_06