東京五輪のため19日に来日したウガンダの選手団をめぐっては、9人のうち1人が新型コロナウイルスに感染していることが空港で確認され、
8人が濃厚接触者とされる中で、新たに1人の感染が確認されたが、本国では爆発的な第2波が襲っている。

ドイツメディア「DW」によると、ウガンダのヨウェリ・ムセベニ大統領は、パンデミックに打ち勝つことを祈る国民の祝日を宣言。
神頼みもしなければならないほど厳しい状況というわけだ。

さらに「コロナウイルスによる死亡者数の多くが記録されていない可能性がある」とずさんな状況もあるという。

また軍を動員して、より厳しい移動制限を含む42日間の封鎖を課し、議員に感染者が続出したため議会も閉鎖した。

こんな大胆な策を打たなければいけないほど、感染拡大が進んで大混乱に陥っているウガンダから来日したとあれば、
出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書も提出していたとはいえ、信用に値するかどうか疑問が残る。

ウガンダ選手団の感染者の一人が厚労省によるゲノム解析の結果、インドで初めて確認された「デルタ株」だったことも判明しており、
今後同じようなケースが起こらないとは限らない。

主催者サイドが「安心・安全」を連呼するだけでは何の対策にもならないのは明白だ。
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/3346812/