さわやか信用金庫 職員が顧客口座から6000万円余着服か

都内に本店がある「さわやか信用金庫」の31歳の職員が、顧客の口座から預金を勝手に引き出すなどして6000万円余りを着服したとして今月、懲戒解雇の処分となっていたことが分かりました。調査に対し、「オンラインゲームなどの遊興費や生活費にあてた」と話しているということです。

懲戒処分を受けたのは、東京 新宿区にある「さわやか信用金庫牛込支店」に勤めていた31歳の男性職員です。

信用金庫によりますと、職員はことし4月までのおよそ5年間に、2つの支店の顧客9人について、口座から預金を勝手に引き出したり、定期預金を無断で解約したりして、合わせて6000万円余りを着服していたということです。

ことし4月、顧客の1人から「身に覚えのない預金の引き出しがある」という相談を受けて発覚したということで、調査に対し、職員は着服を認めたうえで「オンラインゲームなどの遊興費や生活費にあてた」と話しているということです。

信用金庫は今月14日付けで職員を懲戒解雇にするとともに、顧客に対し被害額を全額弁済しました。

また、業務上横領などの疑いで警視庁に相談しているということです。

さわやか信用金庫は「お客さま、会員の皆様、ならびに地域の皆様に心からおわび申し上げます。今後は再発防止策を講ずるとともに、全役職員で信頼の回復に努めてまいります」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210628/k10013108611000.html