北九州市は、27日八幡西区の高齢者施設で行ったワクチン接種で、入所する80代の女性に2回接種を行うミスがあったと発表しました。
市によりますとこれまでのところ女性の体調に異変は出ていないということです。

北九州市によりますと、27日八幡西区の高齢者施設で入所者90人を対象に行ったワクチン接種で、80代の女性に誤って2回接種するミスが起きたということです。

終盤で、ワクチンが1回分足りないことに看護師が気づき、接種の様子を録画していたビデオを確認したところ女性に2回接種していたことが分かりました。

接種直後の女性を未接種だと思い込んでスタッフが再び接種場所に誘導したことがミスの要因で、女性の腕の絆創膏も過去のものだと考えてしまったということです。

女性は、今月6日に1回目の接種を受けているため、合わせて3回の接種を受けたことになりますが、市によりますとこれまでのところ女性の体調に異変は出ていないということです。

北九州市は「本来あってはならないことでありご本人やご家族には申し訳ないと感じている。同様のミスが起きないよう再発防止に努めたい」としています。

06月28日 18時50分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20210628/5020008929.html