※日本経済新聞

Facebook独禁法違反訴訟、米連邦地裁が訴状を棄却
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN2903Z0Z20C21A6000000/

2021年6月29日 6:32

【シリコンバレー=奥平和行】米首都ワシントンの連邦地裁は28日、米連邦取引委員会(FTC)が米フェイスブックを反トラスト法(独占禁止法)違反の疑いで訴えていた訴訟で、FTCの訴状を棄却した。フェイスブックが個人向けのSNS(交流サイト)で支配的なシェアを握り独占に当たるとの主張に対し、十分な証拠を示していないなどと結論づけた。

FTCは2020年12月、フェイスブックを反トラスト法違反の疑いで提訴し、画像共有アプリのインスタグラムや対話アプリのワッツアップの運営部門を分離・売却することなどを求めていた。

FTCはフェイスブックが米国のSNS市場でシェア60%超を持ち独占に当たると主張してきた。連邦地裁は、シェアは売上高や販売数量といった指標に基づいて導き出されてきたとの考えを示したうえで、「FTCはフェイスブックのシェアを計算するのに使った指標や方法を示すことができず、主張は臆測にすぎない」と指摘している。

ただ、今回は訴状のみを棄却しており、FTCは内容を修正したうえで再び提出することができるとしている。一方、FTCと同時にニューヨーク州など全米48州・地域の司法長官がフェイスブックを反トラスト法違反の疑いで訴えているが、こちらについては訴訟そのものを棄却した。

(略)

※省略していますので全文はソース元を参照して下さい。