明治時代にできた時計台。

いつしか“日本最古の時計台”と呼ばれ、観光パンフレットでも紹介されるようになりました。

ところがその歴史をひもとくと、実は「最古」ではありませんでした。

町の観光名所が大変な事態になってしまう。

さて、皆さんだったらどうしますか?

(神戸放送局 記者 田口 めぐみ)

■“日本最古”の時計台

 その時計台の名は「辰鼓楼」(しんころう)といいます。

 木造で高さはおよそ13メートル。

 兵庫県北部の豊岡市出石町にあり、出石城跡の石垣の上から、長年、町の人たちを見守ってきました。

 今のような大きな時計が掲げられた姿になったのは、明治14年。

 現存する日本最古の時計台として知られる、国の重要文化財、札幌市時計台が動き出したのと同じ年です。

 市の教育委員会が建てた案内板には「札幌時計台とともに、日本最古の時計台として親しまれている」の文字が刻まれています。

 観光パンフレットでも「日本最古」と紹介され、地元の人たちの自慢でした。

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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210628/k10013103701000.html
2021年6月28日 19時51分