東京五輪の事前合宿のために来日したウガンダ選手団2人が新型コロナウイルスに感染していた一件が、アスリートの間にまで波紋を広げている。
今回のウイルスは感染力が非常に強いと言われるインド型の「デルタ株」だったことが判明。このことが思わぬ現象をもたらしている。

日本選手団は今月1日からワクチン接種を開始する一方で、副反応の影響を敬遠して当初は約5%の選手や関係者が接種を拒否していた。
しかし、ここへ来て辞退者の中から接種の意向に転じるケースが相次いでいるという。

ある五輪競技団体の幹部は「副反応よりも重症化を恐れ始め、翻意した」と明かす。

「デルタ株」の脅威が、接種を決意する決め手になった模様だ。

日本の水際対策が不安視される中、結果的にワクチン接種率が上昇したのは皮肉な話。
いずれにせよ、選手らにとっても「安心・安全」からは程遠い状況と言えそうだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a08c88653a73c80e14da2cee563bf54347801c2