【ワシントン=黒瀬悦成】昨年11月の米大統領選で「大規模不正があった」とするトランプ前大統領の主張について、トランプ前政権で司法長官を務めたウィリアム・バー氏が「全てでたらめだ」と一蹴していたことが明らかになった。同氏がABCテレビのジョナサン・カール記者とのインタビューで語った内容が27日の米誌アトランティック(電子版)に掲載された。

 バー氏はインタビューで、トランプ氏による「不正選挙」の主張について「仮に不正の証拠があれば私としては隠蔽する気はなかった。だが、私は(不正など)どこにも存在しないとずっと思っていた。(主張は)全てがでたらめだったのだ」と指摘した。

 バー氏はトランプ氏の忠臣として知られ、大統領選の前は同氏の意を受けて「郵便投票の増加で不正が横行している」などと発言していた。しかし、昨年12月のAP通信とのインタビューでは「選挙結果を覆す大規模不正は確認されていない」と明言した。

 同誌によると、トランプ氏はこれを受けてホワイトハウスでバー氏に「何てことをしやがる。お前は俺が嫌いなんだろう」と厳しく罵倒。結局、バー氏は約2週間後に辞任した。

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https://www.sankei.com/article/20210629-ETACRNLAR5PZLJKZNZU4UF6VG4/
2021年6月29日 19時03分