世界保健機関(WHO)の米州事務局である汎米保健機構(PAHO)のエティエンヌ事務局長は30日、
北米で新型コロナウイルス感染者数が減少している一方、多くの中南米・カリブ海諸国では増加しており、
収束は「かなり先のことになる」と述べた。

米州では、米国、カナダ、メキシコで感染者数が減少している一方で、
中南米・カリブ海諸国ではワクチン接種が遅延し、感染者が増加。

これらの地域ではワクチン接種が完了したのは10人のうち1人にとどまり、
エティエンヌ事務局長は「こうした状況は容認できるものではない」と述べた。

事務局長は「北半球の国々では感染が一定程度落ち着きつつあるが、
われわれの地域の大半の国にとっては、収束はずっと先のことだ」とした。
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-americas-idJPL3N2OC5EE