07月03日 19時51分

青森県は先月30日と今月1日に、在日アメリカ軍の輸送機、オスプレイとみられる航空機が東北町の小川原湖上空で低空飛行していたのが目撃されたとして、3日午後、東北防衛局に対し、速やかに在日アメリカ軍に事実関係を確認するとともに、県と関係自治体に説明することなどを求める申し入れを行いました。

NHKが入手した映像によりますと、今月1日、在日アメリカ軍の輸送機オスプレイとみられる航空機が、東北町の小川原湖の上空を水しぶきが上がるほど低い高度で飛んだり、空中で停止姿勢を保っている機体の周りを別の機体が旋回したりしている様子をとらえています。

これを受けて、県は3日午後、東北防衛局に対し、速やかに在日アメリカ軍に事実関係を確認し、県と関係自治体に説明するよう求めています。

また、低空飛行は地上150メートル以上で行うことなどを定めた日米合同委員会の合意事項を順守するとともに、地域住民に不安を与えるような飛行は行わないよう、在日アメリカ軍に申し入れするよう求めています。

防衛省は先月30日、アメリカ軍普天間基地に所属する輸送機オスプレイなどが今月、三沢基地を拠点に訓練を実施することなどを明らかにしていて、県は1日、アメリカ軍などに対し安全対策などの徹底を要請したばかりでした。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20210703/6080012991.html