国軍が全権を掌握したミャンマーで、新型コロナウイルスの感染が急増している。
保健・スポーツ省によると3日の新規感染者数は、1877人にのぼった。

国軍に抗議して職場を放棄する「不服従運動」に参加する医療従事者も多く、
大規模な感染に対応できないとの不安が広がっている。

同日の検査数は約9000件で、新規感染者数を検査件数で割った陽性率は約20%と高い。
新規感染者数は2020年10〜11月の感染拡大期のピーク時とほぼ同水準だ。

ミャンマーの新規感染者は20年12月ごろから減少に転じ、クーデターが起きた21年2月以降も2桁以下の低水準だった。
だが6月初旬以降、国境を接するインドとの国境地帯から感染が広がり、複数の変異ウイルスも確認された。

保健当局は住民に対する外出自粛措置の対象地域を拡大し、感染防止策を強化している。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM28CCH0Y1A620C2000000/

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