宮城県の村井嘉浩知事は12日の記者会見で、宮城スタジアム(利府町)で行う東京五輪サッカーの試合について「1万人を上限として予定通り行う」と述べ、改めて観客を受け入れる方針を示した。

村井氏は、県内でプロ野球などのイベントが開催されていると指摘。受け入れの理由について「五輪を楽しみにしている人が観戦できないのは、極めて不平等だ」と述べた。その上で「宮城は有観客で注目を浴びることになった。東日本大震災からここまで立ち上がったと発信したい」と語った。

同時に、チケット保有者のうち首都圏1都3県の人は「10%程度にとどまる」と明らかにした。半数が宮城県、全体の7〜8割が東北地方からの観客だと説明した。

産経新聞 2021/7/12 12:36
https://www.sankei.com/article/20210712-WTLRFPG6TFL3BG2R2IHTARBZMY/?theme=tokyo2020