フランスのマクロン大統領は12日、8月から飲食店利用時などに新型コロナウイルスのワクチン接種証明書の提示を義務付けると発表した。
仏国内ではインド型(デルタ型)が新規感染者の半数を超えて急増が懸念されており、経済活動を保ちつつ感染拡大を食い止めることを狙う。

マクロン氏はテレビ演説で「今すぐ動き出さなければ、感染者数は著しく増えるだろう」と語った。

飲食店やショッピングモール、病院、高齢者施設、飛行機、長距離列車などに入るときに接種証明や直近の陰性証明などが必要になる。

接種していない人の社会活動を大きく制限することにつながるため、仏政府は当初飲食店などでの提示義務に慎重だった。

だが英国やスペインなど欧州各国でデルタ型が急増しており、対策の強化に踏み切った。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR12D9D0S1A710C2000000/

仏“デルタ株”対策発表 飲食店で「健康パス」提示
https://www.fnn.jp/articles/-/209560