大阪・岬町は、町内に住む80代の男性が、新型コロナウイルスのワクチンの接種を誤って4回、受けていたと発表しました。

岬町によりますと、町内に住む80代の男性は、ことし5月と先月、家族に付き添われて町外にあるかかりつけの病院でワクチンの接種を2回受けました。
その後、別居している家族が町内の診療所による接種済みの証明書があることに気づき、問い合わせたところ、男性が先月と今月に、町内の診療所で3回目と4回目の接種を受けていたことが分かりました。

岬町によりますと、男性は認知症の疑いがあり、接種を受けたかどうか覚えていなかったため、近所の人が付き添って診療所でさらに2回の接種を受けていたということです。
男性に副反応などはないということですが、町では、かかりつけ医と連携して体調に変化がないか定期的に観察を続けることにしています。

町では、町内の予約だけを入力しているシステムを確認したため、町外での接種の有無を把握できなかったということで、
今後、接種券を再発行する際には、▼国のシステムに加え、▼本人や家族への確認も徹底して再発防止に努めるとしています。


07月13日 14時40分
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20210713/2000048478.html