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国税庁は14日の野党会合で、新型コロナウイルス感染が判明した職員7人に関し、当時東京都が酒類提供の条件としていた「午後7時まで」「同一グループ2人まで」などの要請に従わない飲み会に参加した14人のうち、複数の飲み会に参加した3人全員が感染したと説明した。

 飲み会はまん延防止等重点措置の期間中だった7月6〜9日に都内で5回あり、計14人が参加し、7人の感染が確認された。いずれも酒類提供時間外の午後7〜8時に開始し、8時半〜10時半に終了した。毎回3人か4人が参加し、飲み会の長さも「90分以内」の要請に従ったのは1回で、4回は120〜150分続いた。

 国税庁は立憲民主、共産、国民民主、社民の野党4党が国会内で開いた会合で説明した。立憲の出席者が「すべてのルールに違反している」「特権意識があるのでは」と批判したのに対し、国税庁側は「職員がなぜこれらの店を選んだか調べていないが、ルールを守っていない店を選んで行ったことになる」と述べた。