標準語は作られた言葉だが100年もかけて東京地方で定着し方言化しているので、もう立派な東京方言と言えると思う。
日本語といえば本来は近畿語のことだが、歴史的な経緯から明治大正時代を経て東京地方で人工的に作り上げられた新しい日本語がラジオ、テレビを通じて急速に全国的に普及した。政治的な意図も働き自然にできた言葉ではないので嫌がる人もいるが、何が何でもこれを標準日本語とする勢力もある。
東西に有力日本語が並立しているが、東京的な立場では近畿語は方言、西日本的には「標準語」は東京方言である。この二つの方言が融合して将来的には近代日本語が出来上がるのではと予測する人もいるのだが、どうだろうか。