2021年07月15日14時51分

 【ワシントン時事】米CNNテレビは14日、バイデン米政権が中国との間に緊急連絡用ホットラインの開設の可能性を検討していると報じた。冷戦期に核戦争を回避するため、旧ソ連との間に設置されたホットラインに類似したものを想定しているという。

 関係者によると、ホットラインはバイデン大統領や国家安全保障チームの幹部が使用し、暗号化された通話やメッセージを習近平国家主席やその側近に送るための手段。南シナ海で両国の艦船が衝突するなどの偶発的事象が、本格的な紛争に発展するリスクを軽減するのが目的とみられる。

 ただ、まだ構想の初期段階で、中国側にも提案されていない。

https://www.jiji.com/sp/article?k=2021071500705&;g=int