安倍晋三首相(当時)の街頭演説で批判の声を上げた人たちが暴力的に排除された、いわゆる“首相演説ヤジ排除事件”の発生から丸2年。排除被害者が北海道警察を訴えた裁判の第10回口頭弁論が16日にあり、札幌地方裁判所の廣瀬孝裁判長が「被告(道警)が立証責任を負っている」との見解を明らかにした。

 民事裁判では原告側が訴えを裏づける証拠を示して事実関係を立証するのが一般的で、ヤジ訴訟でもこれまで被害者側が排除当日の映像などを証拠に「排除は違法」と主張し続けてきたが、廣瀬判事はこの日の説明で「有形力の行使を正当化する根拠を被告側が示せるかどうかが争点」とし、被告である道警に立証責任があるとした。これにより、道警が「排除は適法だった」と証明できない限り、原告側が「排除は違法だった」と証明せずとも、警察官の行為の違法性が認められることになる。

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2021年7月20日