https://mainichi.jp/articles/20210725/k00/00m/030/174000c

中国政府は24日、小中学生の宿題の量を制限し、学習塾の設立を規制すると発表した。行き過ぎた詰め込み教育を是正し、児童・生徒の負担を減らす狙い。


 小学1、2年生では筆記式の宿題を出さないようにする。宿題の量の目安として、3〜6年生は時間が1時間、中学生は1時間半を超えないようにする。代わりに家事やスポーツ、読書などを奨励する。

 学習塾の新設は許可せず、既存の学習塾は非営利組織とする。大手学習塾を念頭に、株式市場で資金調達して学習塾事業に投じることを禁じた。

 中国では受験競争の激化を背景に、学校同士や学習塾の実績争いが激しくなっている。