新型コロナの感染が再び広がっているアメリカで、当局がファイザーとモデルナに
5歳から11歳の子どもへの治験の規模を拡大するよう要請したとメディアが報じました。

26日付のニューヨーク・タイムズによりますと、アメリカのFDA(食品医薬品局)はファイザーとモデルナに対し、
5歳から11歳の治験への参加者を3000人規模に倍増するよう要請しました。

心筋炎などのまれな副反応がどの程度現れるのか安全性のデータを収集するためとしています。

両社ともに子どもへの治験を進めていて、ファイザーは9月に5歳から11歳に対するワクチンの緊急使用の承認を申請する予定だということです。

全米でデルタ株が拡大するなか、新学期が始まる9月以降にワクチンを接種していない子どもの感染拡大が懸念されていて、
対象年齢の引き下げが現実味を帯びてきています。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000223855.html