新潟県内は28日、新型コロナウイルスの1日の新規感染者数が過去2番目となる51人確認され、流行「第5波」の様相が鮮明となっている。
首都圏の感染拡大や、感染力の強い変異株「デルタ株」の影響が大きく波及。特にワクチン接種が進んでいない50代以下の感染者が目立ち、県は危機感を募らせる。

県が独自の警報を16日に再発令した後も感染者は拡大傾向を続けている。一方で、感染者の年代はこれまでと違う。

流行「第4波」の5月2〜15日の2週間は、新規感染者のうち60代以上が30・2%を占め、
そのうち70代以上が最多の17・2%だった=グラフ参照=。
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しかし、7月14〜27日は、60代以上は4・9%まで減少し、最多は20代の23・0%だった。
県は、高齢者の減少はワクチン接種が進んだ結果とみている。

26日現在、県内高齢者で1回目の接種を受けたのは87・5%、2回目は70・4%。

県全体では1回目が39・6%。2回目が27・3%にとどまる。
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20210728631550.html