東京五輪のサッカー観戦において、茨城・鹿嶋市の市立小学校1校が、スタジアムに持ち込める飲料を「コカ・コーラ社製」と保護者に通知してたという一部報道について、東京五輪・パラリンピック組織委員会は31日、「非パートナー製品が持ち込めないという事実は無い」と説明した。

 組織委によれば、「東京2020大会においては、暑さ対策の観点から、観客及び関係者についても、飲料について、一定量の持ち込みを認めているところであり、非パートナー製品についても持ち込みを可としているところ」。ただ、コカ・コーラ社は、五輪最上位スポンサーである「ワールドワイドオリンピックパートナー」となっている。組織委は「パートナーに対しての配慮はお願いをしているところであり、非パートナー製品については、ロゴ(企業名含む)をマスキングまたは、はがす等、見えない状態を維持していただきますようお願いをしており、個別にお声がけさせていただく場合がある」とも説明した。

 鹿嶋市の事案については、コカ・コーラ社以外の飲料を持ち込むことができないという事実はなく、「市の教育委員会を通じて説明を受けた学校1校が、コカコーラ製品以外持ち込めないと勘違いをされ、保護者に説明をしてしまったと聞いている」とした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/58a842c75f89488e450c262e05fe116b540d5597