それから中国海軍艦艇の対空・対艦ミサイルの射程が増大し続けているため、
日米側もアウトレンジされないよう、同じく射程の増大に努め始めている
大射程ミサイルを生かすためには相応の観測偵察手段が必要
かつて同じ命題に突き当たったソ連海軍も、その点を解決するのに大変な苦労をした

哨戒機では米艦載機に排除されてしまう
戦闘機では航続能力も索敵能力も不足
潜水艦の索敵観測能力はアテにならない
水上艦で?自殺行為だ!

ソ連海軍は最終的に全地球規模の海洋監視衛星C4Iシステム「レゲンダ」に答えを求めたが、
それも後の湾岸戦争で米軍の電子制圧の煽りを喰らってダウンして、その限界を見せた
哨戒機なみの索敵能力を持ち、戦闘機なみの生残性があり、妨害に強く隠密性の高いデータリンクシステムを備え、
艦上運用ができるF-35Bこそ、かつてソ連海軍が手を伸ばして届かなかった夢の具現化と言える