※2021/7/31 16:25産業・ビジネス

五輪で内食需要が拡大している
東京五輪が日本勢のメダルラッシュとなり、テレビから目が離せない日が続く中、飲食の持ち帰りや宅配の需要が増えている。新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、各社が「内食」などのサービスや商品の充実に力を入れており、顧客獲得へ五輪を意識したキャンペーンも展開中だ。手間や時間を省略しようと、簡単に調理ができる食品の販売も好調という。


大きく伸びているのが食品宅配サービスだ。出前館では、7月の4連休を含む1週間の注文件数が前年同期比で2倍以上に伸びた。昨年のこの時期も新型コロナの影響を受けており、特需の背景には五輪効果が推測される。顧客獲得競争も激しくなっており、送料無料などキャンペーンを実施している。

宅配ピザも好調で、日本ピザハットは4連休中の1日当たりの売上高が通常の土日より3割増加した。10種類の肉を盛った期間限定ピザに無料でコーラ2本をつけたセットが好評だ。「ピザーラ」の広報担当者も「五輪のテレビ放映や最近の猛暑で注文が増えているようだ」と話す。

持ち帰り需要も活況だ。吉野家では4連休中の売り上げに占める持ち帰り比率が5割を超え、大会前の平均の4割超を上回った。牛丼を複数持ちかえると値段を割り引くキャンペーンの効果も後押ししている。

コンビニのローソンでも五輪競技の始まった7月21日以降、高付加価値ビールが前週比で約5割増となるなど酒類の販売が好調で、看板商品の「からあげクン」やピザ、枝豆などの冷凍食品も同じく2〜3割増で推移。大会期間に合わせてからあげクンの増量や、冷凍食品の値引きキャンペーンも行っている。

続きと画像は↓
産経ニュース: ピザ、牛丼…メダルラッシュで「内食」人気.
https://www.sankei.com/article/20210731-HJDIDM6QHJIWHKPBSISLKFHUIU/