県内で新型コロナウイルスの感染が拡大する中、直近1カ月の新規感染者のうち65歳以上の高齢者は3.4%にとどまり、
重症化した事例もないことが2日、県への取材で分かった。

県内の流行第3波、第4波をまたぐ3〜6月までの4カ月間では22.8%だった。
高齢者への接種が進んだワクチンの効果とみられる。


3月1日〜6月30日の新規感染者は1480人で、このうち65歳以上の高齢者は338人で全体の22.8%を占めた。
本県は全国トップの水準で接種が進んでおり、約36万人が対象の高齢者接種は7月以降、2回完了した人が増えた。

阿彦忠之県医療統括監は「ワクチンの進捗が大きく影響している。接種を完了した高齢者は感染しても重症化していない」と指摘する。

さらにワクチン接種が完了していない現役世代で感染が目立ってきたことを挙げ、
「自治体などの接種の機会を捉え、可能な限り早めに接種を検討してほしい」と強調。

「感染力が強い変異株『アルファ株』 『デルタ株』は2回接種しないと効果が不十分との指摘もある。2回接種を徹底してもらいたい」と話している。
https://www.yamagata-np.jp/news/202108/03/kj_2021080300046.php
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/vaccine/inoculation_pref/still/silver_01.jpg
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/vaccine/inoculation_pref/still/silver_02.jpg

https://smart.yamagata-np.jp/news/202108/03/rimg_2021080300028.gif