新型コロナウイルスのデルタ変異株感染が拡大しているために、集団免疫を達成できる目安は押し上げられており、
人口の80%超が免疫を獲得する必要があると、米国感染症学会が3日のブリーフィングで指摘した。

その目安は同90%に近づく可能性もあるという。

集団免疫達成へのハードルは従来想定の60−70%と比較して「かなり高くなった」と、
アラバマ大学バーミングハム校のリチャード・フランコ助教授は説明。

デルタ変異株の感染力が従来ウイルスの2倍であることを理由に挙げた。

「非常に危険で、元々のウイルスよりもはるかに危険であることが明確になってきている」と同氏は話した。

米疾病対策センター(CDC)のデータによると、
これまでにコロナワクチンの接種少なくとも1回済ませた米国民は全体の60%近くで、約50%が接種を完了した。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-08-03/QX9N8FDWRGG601