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卒園生が、怒りを込めて過去の体験を語る。

「園長から恐怖心を植え付けるような暴力ばかり受けました。名札の針で手の皮膚をほじくられたり、熱した薬缶を押し付けられたり。でも、迎えにきた母に対しては、『勝手に転んで擦りむいた』と報告していました。私の弟は園長の姉にも嫌がらせを受けていました」

 極めつけは“反省”と称したお仕置きだ。

「物置部屋に閉じ込め、『あんたみたいな子は生まれてきちゃいけない』と言われたことを今でも鮮明に覚えています。あの頃は、幼いながらも先生のご機嫌を伺う日々でした」(同前)