夏季大会の閉会式としては、64年東京五輪63・2%、72年ミュンヘン五輪46・9%(9月12日前7・20、52分、NHK総合)に次ぐ歴代3位の高視聴率。

ゴールデン帯(午後7〜10時)で放送がスタートした2008年北京五輪の25・1%を大きく上回る驚異的な数字。

瞬間最高視聴率は午後8時46分の49・8%。東京スカパラダイスオーケストラの演奏をバックにパフォーマーたちが「休日の公園で思い思いに過ごす人たち」を表現している場面だった。

占拠率(シェア=テレビをつけている世帯全体の中で該当番組を見ている世帯の割合)は前半60・9%、後半52・6%に達した。

個人視聴率は前半31・5%、後半27・1%。

閉会式は17日間の大会を振り返る名場面映像と、大会に関わった人々への感謝を込めた130発の花火でスタート。国歌斉唱は宝塚歌劇団の20人。選手入場の際には、64年大会開会式の入場行進曲として古関裕而さんが作曲した「オリンピックマーチ」が流れた。

 閉会式のコンセプトは「Wolrds We Share」。各国の選手たちは入場後、スマートフォンのライトを点灯。五輪マークを形づくる演出に加わり、感動の瞬間に加わった。その後、「東京スカパラダイスオーケストラ」が登場し「Call From Rio」「花ふぶき」、坂本九さんが歌う「上を向いて歩こう」、人気アニメ「鬼滅の刃」の主題歌「紅蓮華」などを演奏し、盛り上げた。

 終盤、子どもたちが星空を眺めながら夏の終わりを惜しむシーンに女優の大竹しのぶ(64)が登場し、宮沢賢治作詞作曲の「星めぐりの歌」を披露。スクリーンには、64年大会の「SAYONRA」と同じフォント、解像度の“レトロ調”「ARIGATO」の文字が映し出された。

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