ネトエラ必修科目『反日マスコミの真実2』(オークラ出版/2008年1月13日発行)
さて保守の陣営は「参政権が欲しかったら帰化しろ」と言う。これは大変な間違いである。今や帰化して参政権を持つか、在日のままでいるかの二者択一ではない。彼らは第三の道つまり帰化してすべて日本国民としての権利を獲得するが心は韓国人であり続ける、いわば偽装帰化という方法を考え出したのである。民団はかつて帰化した者は民族の裏切り者として除名した。その後、友好(準)団員として遇し、今は正規団員として遇している。民主党参院議員の白真勲氏は民団の団員として大韓民国の国是と憲法を遵守しつつ日本の国会議員になっている。
こんな馬鹿なことが可能になってしまったのはなぜか。七年前、危うく参政権が成立しそうになったときに彼らをなだめすかすために帰化へのハードルを格段に低くしてしまったのである。従来在日が帰化する際の最大の障壁であった「姓を易える」ことなく帰化できるようになったのである。冗談でなくイ・ビョンホン法務大臣やペ・ヨンジン統幕議長やノ・ムタイ入国管理局長が誕生するのも時間の問題になったのである。これにより、国家はもとより企業や地域共同体よりもただただ自己の血族宗族のみに掣肘される純然たる韓国人のままでも、法的に完全に日本国民になれるようになったのである。これは彼らにとって最高の朗報であり、わが国にとってまさに内堀を埋める行為であった。日本人のちょっとした油断、問題先送りの妥協、根拠無き贖罪意識による譲歩が国家の中枢を蝕んだのである。