菅政権の大罪

 果たして、毎年ワクチンを2〜3度接種する国民が何割程度いるというのでしょうか。

 現行のワクチンが効かない変異株が出現するたびに、新しいワクチンを接種するよう勧められても、多くの国民がそれに従うとは思えません。

 それも来年度からは自費でお願いしたいといわれたら、若い世代で接種する人はほとんどいないのではないでしょうか。

 このように考えると、ワクチンによる集団免疫の形成は極めて困難であり、新型コロナとの戦いは予想以上に長引くと覚悟しなければなりません。

 こうなったのは、多くの識者から度々指摘されてきた、政府の水際対策の甘さが原因です。この水際対策の失敗によって、失われないはずの命が数多く失われたという事実を、政府には真摯に反省してほしいです。そのうえで、これまでのデータを精緻に分析して、国民に対して真に正しい生活様式を示してほしいところです。