神戸市北区の障害者施設で4月、男性が首を踏みつけられ死亡した事件で、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕され、家裁送致された中学男子生徒(15)の審判がこのほど、神戸家裁であった。横路朋生裁判長は、生徒の年齢や障害特性などを踏まえ、第3種少年院送致の保護処分を決定した。

殺人事件で弟を失った女性「怒りの感情の中で生きてきた」

 20日付。第3種少年院は、心身に著しい障害のあるおおむね12〜25歳が対象。

 決定などによると、生徒は4月7日午前10時半〜55分ごろ、神戸市北区の障害者施設で、入所者の男性(25)の首を踏みつけるなどし、5月1日に死亡させた。

 決定で横路裁判長は「専門的な矯正施設で衝動性の制御などを身に付けさせるとともに、人命を奪った責任に向き合わせ、贖罪意識を育てることが必要不可欠」と説明。生徒に反省がみられず、問題は深刻とも指摘した。

 動機については、生徒が入所者たちの言動にストレスをため、「誰かを殺して病院に入院したい」と考えていたなどと分析した。

8/23(月) 18:36 神戸新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/67b13615b975c851f213a6c12f4790538f7e8965

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