ワクチンを接種していない人は、ワクチン接種を完了している人に比べて、
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で入院する可能性が29倍高いことが、
8月24日(現地時間)に公表された最新研究で分かった。

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は24日、5月1日から7月25日までにカリフォルニア州ロサンゼルス郡で感染が確認された
16歳以上の4万3127人を分析した研究結果を公表した(この間の全体の検査数は965万1332人)。

その結果、感染が確認された4万3127人のうち、ワクチン接種を完了していた人が約25%、
1回の接種を済ませていた人が3%強、ワクチンを接種していなかった人が71.4%だった。

感染が確認されたワクチン接種を完了していた人のうち、入院した人の割合は約3%と「かなり少なく」、
集中治療室(ICU)に入った人は0.5%、人工呼吸器を装着しなければならなかった人は0.2%だった。

1回の接種を済ませていた人のうち、入院した人は約6%、ICUに入った人は約1%、
人工呼吸器を装着しなければならなかったのは0.3%だった。

一方で、ワクチンを接種していなかった人の入院率は、ワクチン接種を完了していた人の29.2倍だったという。

ワクチンを接種していなかった人の感染率も、ワクチン接種を完了している人の4.9倍だった。

研究者らは、今回の研究で得られた結論はワクチン接種の重要性を強調するものだと書いている。
アメリカ各地でデルタ株の感染が拡大している中ではなおさらだ。

「これらの感染率や入院率は、デルタ株の感染が広がる中、
承認されたワクチンがSARS-CoV-2の感染とCOVID-19の重症化を防いでいたことを示している」と研究者らは述べた。

「COVID-19のワクチン接種を進める取り組みは、他の感染予防対策とともに、COVID-19関連の入院や死亡を防ぐために極めて重要だ」
https://www.businessinsider.jp/post-241063

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