1度処分されたにもかかわらず、同じ相手と不倫関係を続けたとして、兵庫県警が阪神地域の警察署で勤務する20代の男性巡査と、西播地域の警察署で勤務する20代女性巡査の2人をそれぞれ警務部長訓戒と、所属長訓戒にしたことが25日、神戸新聞社の情報公開請求で分かった。男性巡査は「相手への思いが断ち切れなかった」などと話しているという。

県警監察官室によると、2人は昨年7月〜同11月、不倫関係となり、1月20日付で所属長注意とされた。処分時、2人は県警に対し「別れる」と誓約していたが、実際は処分前の昨年12月に復縁していたという。

今年5月になって既婚者の女性巡査が県警に申告して発覚。メールを送って復縁のきっかけを作った男性巡査をより重い処分とした。2人は「もうしません」と話しているという。県警は「同じ過ちを繰り返しており、不倫関係が続くようなら今後は分限処分も検討する」としている。

また、兵庫県内で3度目の緊急事態宣言が発令された4月25日に友人ら4人で酒を飲んだ後に一般人に暴行したとして、県警本部刑事部門の30代男性巡査部長を警務部長注意に、パチンコが原因で約1600万円の借金をしたという神戸市内の警察署勤務の50代男性巡査部長を警務部長注意にしていた。

2021/08/25 19:40
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202108/sp/0014622117.shtml