新居浜「クローン文化財」の展示会

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/20210827/8000010637.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

シルクロード沿いに点在している貴重な文化遺産を、最新の科学技術で複製した
「クローン文化財」の展示が、愛媛県新居浜市の美術館で行われています。
会場では、実物がすでに失われていたり、一般公開が制限されたりしている仏像や、
壁画など主にシルクロード沿いに点在している文化遺産の複製品、およそ80点を見ることができます。

展示物は東京藝術大学が特許技術で精巧につくりあげ、色や形状、それに質感などが忠実に再現され、
一部には本物を超えるような加工が施されている物もあります。
このうち、法隆寺の釈迦三尊像は大きさや表面の緑青の状態に加え、
通常は見ることのできない裏側など細部も観賞でき、複製の過程を解説した映像も上映されています。
また、7世紀前半の物とされている中国敦煌の莫高窟の壁画も、その極彩色の色合いを間近に楽しむことができます。

このほか日本の浮世絵やゴッホの「自画像」、モネの「日傘の女」といった
西洋絵画の複製品も展示されています。
学芸員の井須圭太郎さんは「実際に見られなかったり、あるいはもう
失われてしまった文化財が集まっています。東西文化の交流など、
シルクロードの世界を旅する展覧会です」と話しています。

この展示は、新居浜市のあかがねミュージアムで、29日まで行われます。

08/27 08:46