小泉進次郎環境相(衆院神奈川11区)は27日の閣議後会見で、菅義偉首相(2区)や自らが支援した小此木八郎元国家公安委員長が野党系候補に大差で敗北した横浜市長選について、「敗因は間違いなく、政権のコロナ対策への市民の不満や怒り。そのあおりを真正面から受けざるを得ない環境になってしまった」との見解を示した。

22日に投開票された市長選では、新型コロナウイルス対応やカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致などが争点となり、新人で元横浜市立大教授の山中竹春氏が、小此木氏や現職の林文子氏らを破って初当選した。

 小泉氏は、自身が「兄貴分」と慕う小此木氏が政界引退の意向を表明したことに「非常に残念。小此木さんのような懐が深い、温かい、本筋を忘れない姿勢を引き継いでいきたい」と強調。選挙後、小此木氏から「総理を頼む」と声を掛けられたことを明かし、「代わりになれる人は誰もいないが、少しでも(総理の)力になりたい」と力を込めた。

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