京都市役所本庁舎(京都市中京区、地下2階・地上4階建て、延べ床面積約1万6422平方メートル)が4年にわたる改修工事を終え、1日から供用を開始した。「関西近代建築の父」とされる武田五一の監修で1927年に完成して以降、増築もしてきたが、執務スペースが不足。周辺のビルなど14カ所を年約8億円で借りており、耐震性不足などもあって市が2017年から改修を進めていた。

 今回の改修で、職員が執務する部屋などに転用されていた式典会場「正庁(せいちょう)の間」を復元。壁面は織物を張る「緞子(どんす)張り」にし、天井にも装飾を施すなど創建時の姿が復活し、今後は式典などに使う。議場は天井のステンドグラスなどを再現し、スロープを設けるなどバリアフリーにも配慮。市民の憩いの場として屋上庭園も新設した。

 工事は20年11月に完了予定だったが、前庁舎の基礎が見つかるなど想定外の作業が生じて工期を延長。事業費は西庁舎の整備と合わせ約159億円と、想定より約20億円膨らんだが、市は「分散していた各部署を今後集約して賃料を削減できる」などと効果を強調している。【添島香苗】
https://mainichi.jp/articles/20210901/k00/00m/040/275000c

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