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シリア南部のダルアー県で、ロシアの仲介により新たな停戦協定が結ばれた。

【シリア】 ダルアー県で新たな停戦協定
https://www.trt.net.tr/japanese/shi-jie/2021/09/01/siria-daruaxian-dexin-tanating-zhan-xie-ding-1700926

ダルアー県中心地で68日間にわたり包囲されていたダルアー・アル・バラド地区で、地域住民を代表して交渉を進めていたダルアー県民中央委員会は、アサド政権が住宅地に激しい攻撃を行った後に、ロシアの仲介により、3日間の停戦協定を認めた。

ダルアー県民中央委員会とアサド政権の代表団は、昨夕(8月31日)ロシアの仲介により再び会談し、停戦について合意した。

ダルアー出身の活動家とジャーナリストが立ち上げたホラン自由集会のアイマン・アブー・ノクタ報道官は、地域で3日間の停戦が発効したと述べ、

「合意に従い、この期間中にロシアの支援を受ける第8連隊が、3か所の軍事地点を設けるためにダルアー・アル・バラド地区に進む。これらの地点には第8連隊とダルアー出身の軍治安部隊隊員のみが駐留する」と語った。

アブー・ノクタ報道官は、同地区の34人が所有していた軽火器を政権軍に引き渡すことで合意したと強調し、この規定を受け入れない人々は、同地区を離れてシリア北部に移住することで合意したことを伝えた。

この規定が履行された後に政権軍も6月25日以降行っていた包囲を解除すると述べたアブー・ノクタ報道官は、同地区を包囲したバッシャール・アサドの弟マヒル・アサド率いる第4師団とイランの支援を受けるグループも、地域から撤退することで合意したと強調した。

ロシアの仲介により2018年7月に至った合意によりダルアー県中心地にいる反体制派の軽火器所持を認めつつ、ダルアー県の大部分を制圧したアサド政権軍は、県中心地を完全に制圧するために7月29日から県中心地の住宅地への爆撃を開始した。

これらの攻撃で、多くの民間人が死亡し、3軒のモスクが標的となった。