[決定打] イスラエルでの世界最大の研究で「ワクチン接種者はデルタ株から保護されない」ことが明確に。
コロナ自然感染者との比較で、接種者は「感染率は13倍、症候性発症は27倍、入院率は8倍」という数値が…

「自然感染での免疫が最大の防御となる」ことが確定した研究

今回ご紹介するイスラエルの研究は、もう「決定打」といえるものだと思います。
この論文は、コロナ自然感染での免疫を持つ人との比較で、
「ワクチンを接種した人はデルタ株から著しく保護されない」
ことが示されたものです

まあ、今、イスラエルは大変なことになっているんですが、世界最速最大のワクチン接種キャンペーンを展開した人口 900万人のこの国では、今、「世界最大規模のデルタ株の災害」に見舞われています

イスラエルでは、昨年 12月からワクチン接種が始まり、非常に早い段階で成人の多くがワクチン接種を受け、現在では成人の人口の 8割(NHK)が二回のワクチン接種を終えていますが、ここにきて、
「パンデミックが始まって以来、最大級の感染確認数となっている」のです。

下がイスラエルのパンデミック全期間の感染数の推移です。
https://indeep.jp/wp-content/uploads/2021/08/cases-israel-0826.jpg

今がイスラエルの第何波目なのか、もうわからないですが、過去最大の新たな感染確認数(8624人)を記録したのは今年 1月17日でしたが、8月26日に、8237人を記録し( 7日移動平均)、過去最大値に近づいています。

上昇ぶりが激しいですので、今後数日中には過去最大を更新すると見られます。
それに伴い、入院、ICU 搬送も増加しており、イスラエルでは、新たな重症コロナ患者の入院ができない状態となってきているようです。
以下は、上の感染確認数に、新たな入院数などを重ねたものです。
https://indeep.jp/wp-content/uploads/2021/08/israel-hl-0826.jpg