先月中旬以降、モデルナの新型コロナウイルスワクチンの一部などで異物の混入が相次いだことを受けて、
厚生労働省は、今後、異物を発見した場合の接種の進め方に関する対応を自治体に通知しました。

それによりますと、未開封の容器から異物が見つかった場合、同じロット番号のほかの容器に異物の混入がなければ、過去の同様の事例を踏まえ、ほかの容器の接種を続けても問題ないとしています。

一方、同じロット番号で複数の未開封の容器から異物が見つかっている場合は、接種を一時見合わせ、ほかのロット番号のワクチンを使うよう求めています。


また、開封前に異常が無く、開封後の容器から異物が見つかった場合は、注射針をふたに刺した際に削り取られたゴム栓の一部の可能性があり、
異物を避けてその容器のワクチンを使うことは差し支えないとしました。

異物がゴム片ではないと疑われる際は、その容器の使用を避ければ、同じロット番号のほかのワクチンまで使用を見合わせる必要はないとしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210903/K10013240261_2109022324_2109030125_01_02.jpg


2021年9月3日 5時23分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210903/k10013240261000.html