新型コロナウイルスワクチンの接種率を高めることで、免疫をもっていない人も感染から守る「集団免疫」の獲得が難しくなっている。感染力の高い「デルタ株」が広がっているためだ。集団免疫が獲得できれば世界的大流行(パンデミック)の収束につながると期待されていたが、限界が見えてきた。今後は、それを踏まえて日常生活や経済をどう動かしていくのかが、焦点になる。

 「全ての希望者がワクチン接種を終えたとしても、社会全体が守られるという意味での集団免疫の獲得は困難」。政府の新型コロナウイルス対策分科会が3日にまとめた提言には、こんな文言が記された。政府の資料で、希望者全員が接種した後でも、集団免疫が達成できないことが明示されたのは初めてのことだ。

 当初、新型コロナウイルス感染症に対する集団免疫は、60〜70%の接種率で達成できる可能性があると試算されていた。この値は、ウイルスなどの感染しやすさを表す指標のひとつ「基本再生産数(R0)」から算出できる。新型コロナの場合、R0は当初2〜3とされていた。

米疾病対策センターの内部資料「戦いが変わった」
 しかし、従来株の約2倍の感…(以下有料版で,残り1884文字)

朝日新聞 2021年9月6日 20時00分
https://www.asahi.com/articles/ASP9663CZP96ULBJ00G.html?iref=comtop_7_01
★1 2021/09/06(月) 20:17:42.8
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