名古屋市バスの運転手が7月、業務中にスマートフォンを操作しながら運転し、追突事故を起こした問題で、市交通局は7日、運転手の男性(42)を停職6か月の懲戒処分にした。

市交通局によると、運転手は7月12日、同市南区の県道交差点で、信号が青になった際、スマホを操作しながら前方をよく確認せずにバスを発進させ、乗用車に追突した。運転手のスマホは、電源を切った上でかばんなどにしまうルールになっていた。

事故後の聞き取り調査で、運転手は約1年前から信号停止中にスマホでネットニュースを検索していたこともわかったという。

 国土交通省中部運輸局は6日、市交通局に対し、バス1台を10日間使用停止とする行政処分を行った。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210908-OYT1T50159/