チケット不正転売防止、警視庁とNPBや音楽団体などが協力協定
2021/09/09 07:58
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210909-OYT1T50077/

 スポーツや音楽イベントなどのチケットの適正な流通に向け、警視庁は8日、日本野球機構(NPB)、読売巨人軍、ヤクルト球団、音楽関係3団体と協力協定を締結した。転売サイトやSNSなどで近年、人気チケットが定価の数倍以上で転売されるなどの不正が後を絶たないことから、連携して対策を強化する。

 警視庁は東京都内を管轄するため、NPBと2球団、日本音楽事業者協会など3団体が参加した。協定には、悪質な転売に関する情報を共有することや、互いに連携して注意喚起を行うことなどを盛り込んだ。

 この日は都内で締結式が行われ、NPB会長の斉藤惇コミッショナーは「警視庁と協力体制を築き、不正転売対策を広く浸透させていきたい」と話した。