鹿屋基地の救難ヘリ部隊廃止へ 県は急患の輸送維持求める
(かごしま県)

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20210909/5050016188.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

離島の救急患者を搬送してきた海上自衛隊鹿屋航空基地のヘリコプター部隊が、
来年度末で廃止されることが分かりました。
部隊は、県のドクターヘリが対応できない夜間や悪天候時に出動し、
新型コロナの患者も運んできたことから、県などは急患の輸送体制を維持するよう求めています。

来年度末で廃止されるのは、鹿屋航空基地にある第22航空隊の鹿屋航空分遣隊です。
この部隊は、自衛隊機の事故が起きた際のヘリコプターによる捜索・救助活動のほか、
離島の救急患者の搬送や海難救助などを行ってきましたが、県によりますと、
8月30日に、九州防衛局から部隊運用の効率化に向けて、来年度末で
部隊を廃止するという連絡があったということです。

部隊は、県のドクターヘリなどが対応できない夜間や悪天候時に出動し、
去年、搬送した離島の急患は56人に上り、新型コロナの感染者も運んだ実績があるということです。

県などからなる協議会は、部隊の廃止後も急患の輸送体制を維持するよう求めていますが、
九州防衛局は「離島の急患輸送については全自衛隊が共同で引き続き対応する」と説明しているということです。

県消防保安課の村田敏郎課長は「自衛隊のヘリは離島の住民を救う最後の砦だ。
今後の対応について具体的な体制が取られるようお願いする」と話しています。

09/09 12:56