日田玖珠広域消防本部 消防はしご車をオークションで売却へ

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20210909/5070010770.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

自治体の財政状況が厳しさを増す中、日田市などでつくる広域消防本部は、
20年余りにわたって使用した消防のはしご車をインターネットのオークションにかけて
売却することを決めました。

日田市と玖珠町、それに九重町でつくる「日田玖珠広域消防本部」が売却するのは
6人乗りの消防車で、長さ35メートルのはしごが装備されています。
このはしご車は平成11年におよそ1億3000万円で購入されたのもので、
22年にわたって火災や災害の現場などで活躍しました。

この春新しい車両に更新したため、日田市などで車両の処分について検討した結果、
財政状況が厳しさを増す中で自主財源の確保につなげようと売却することを決めたということです。

エンジンの状態は良好ではしごも正常に作動するということで、
インターネットの「官公庁オークション」に出品されます。
オークションに参加するには今月21日までに申し込みをする必要があり、
入札は来月5日から7日にかけて行われ、入札価格は40万円からとなっています。

日田玖珠広域消防本部の岩里安徳消防長は「国内では展示用で、海外であれば
消防車両としてなど、第2の道を歩んでほしい。多くの人たちに入札に参加してもらいたい」
と話していました。

【消防車両の競売 増加】
各地の消防によりますと、消防車両がインターネットを通じて
競売にかけられるケースはここ数年増えています。

去年3月には、京都府の福知山市消防本部が出品したはしご付き消防車を、
一般の人が168万円で落札したということです。

このほか、福岡県の甘木・朝倉消防本部が去年5月に出品したはしご付き消防車が51万円余りで、
先月出したレスキュー隊の救助工作車が201万円余りで、いずれも企業によって落札されたということです。

また、大分県内の消防がインターネットオークションに車両を出品したのは今回が初めてだということです。

09/09 19:28