薬局などで盗みを繰り返したか 暴力団員を逮捕 「逮捕されたので、せいぜいセミプロ」
9/13(月) 16:25配信
関西テレビ

薬局に忍び込み現金を盗んだ疑いで、山口組系暴力団の組員の男が逮捕されました。
薬局やクリニックなどに侵入する盗みを60件ほど繰り返していたとみられます。

窃盗などの疑いで逮捕されたのは、山口組系暴力団の組員で風俗店従業員の森野裕之容疑者(62)です。

警察によると森野容疑者は、今年6月未明、大阪市北区の薬局の出入り口ドアを金づちで叩き割って侵入し、店内の調剤室にあった現金30万円あまりが入ったポーチを盗んだ疑いが持たれています。

森野容疑者は、6年前ごろから大阪など3府県で夜間に薬局やクリニックなどを狙い、出入り口を金づちで叩き割り侵入する犯行を繰り返していて、警察はあわせて60件被害総額540万円あまりの犯行を裏付けました。

森野容疑者は犯行後に警察や警備会社が駆け付けることを想定し、犯行時間は1分程度で、現場を立ち去っていたということです。

また、薬局やクリニックを集中的に狙った理由について「コロナ禍でもまとまった金を置いているから」と話していて、調べに対し、「自分は”薬局狙いのプロ”と自負していたが、警察に逮捕されたので、せいぜいセミプロだ」などと供述しているということです。