青森県は10日、県内で新たに44人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。
このうち、ワクチン未接種の青森市の30代男性が重症となっていることが判明。30代以下の重症例は県内では初めて。

感染経路不明は24人だった。また県はワクチン2回接種後に感染した例をこれまで76件確認したことを明らかにした。

県によると、重症の30代男性は微熱やせき、味覚障害などの症状があり、9日に医療機関を受診、陽性が判明した。
入院先を紹介された際には既に酸素投与が必要な状態で、現在は人工呼吸器を装着。
今後、人工心肺装置「ECMO(エクモ)」に移行する可能性が高いという。

男性と一緒に受診した高齢者も陽性だったが、ワクチンを接種しており軽症だった。


2回接種後に陽性となる事例が76件確認された点について、大西医師は「分かっている範囲で重症化や中等症はほとんどいない。
そういう意味ではワクチンの効果は出ている」と指摘。県は接種完了後も基本的な感染防止対策を継続するよう呼び掛けている。
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