0001水星虫 ★
2021/09/12(日) 08:13:41.15ID:9Al7roDG9*ソース元にニュース画像あり*
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20210910/6010011626.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を
スポーツの強豪の高校を含む県の8つの施設で「宿直勤務は、1人、原則週1回まで」と定めた法令に
違反したケースが、昨年度までの5年間に合わせて683回確認されたとして、
県人事委員会が是正するよう指導していたことがわかりました。
負担の少ない業務を泊まり込んで行う「宿直勤務」は、許可を得たうえで
通常の勤務に続けて行うことができますが、労働者を保護する観点から法令で
「1人あたり、原則、週1回まで」と定められ、県人事委員会も同様の基準で許可しています。
しかし、NHKが情報公開請求などを含めて取材したところ、昨年度までの過去5年間で、
県立高校など県の8つの施設が法令に違反して職員を勤務させ、
違反した回数が合わせて683回に上っていたことがわかりました。
最も多かったのがバレーボールの強豪、雄物川高校で、寮での生活指導などのため、
法令に違反した宿直勤務が228回行われていました。
このうち、ことし1月には1人の職員が週に5回宿直勤務を行い、1週間で4回違反していたケースもありました。
次いで多かったのが、バスケットボールの強豪、旧能代工業高校の129回、
男鹿海洋高校の114回で、いずれも寮での生活指導などのために違反した勤務が行われていました。
残りの5つの施設の違反の回数は、岩城少年自然の家が75回、大館少年自然の家が55回、
保呂羽山少年自然の家が38回、秋田北鷹高校が33回、金足農業高校が11回でした。
これらの違反は、県人事委員会がことし1月に行った定期的な調査をきっかけに判明したということで、
県人事委員会では、ことし6月までに8つの施設に対して是正するよう指導しました。
NHKが各学校や施設に取材したところ、多くが「基準は認識していた」と答えました。
ただ、違反が生じた理由について「男子寮で宿直勤務をできる男性教員が不足し、
業務や家庭の事情などで急に変更が必要になったときは計画どおりにいかなかった」とか
「県外での大会から戻ったときに、万が一、新型コロナに感染していた場合を考えて、
感染拡大防止のために大会に帯同した顧問などだけで宿直勤務を回した」と答えたところもあり、
中には「教員の数を増やすなどの対策が必要だ」と話した学校もありました。
県教育委員会は「法令違反があったことは大変遺憾であり、誠に申し訳ない。
改めて法令を順守するよう指導するとともに、今後はこのようなことがないよう
定期的に宿直実績の確認を行っていく」とコメントしています。
違反していた施設のうち、スポーツの強豪で寮のある高校では、昨年度、
違反の回数がそれまでよりも増えたことについて、新型コロナウイルスの
感染防止対策を考えたことも影響したとしています。
このうち、違反回数が最も多かったバレーボールの強豪、雄物川高校では、
昨年度の違反回数が74回と、前の年度の41回から倍近くに増えていました。
高校では、理由の1つに新型コロナウイルスの感染対策を挙げています。
具体的には、ことし1月に東京で行われた全日本バレーボール高校選手権大会に出場したあと、
万が一、寮に入っている生徒などが大会中に新型コロナウイルスに感染していた場合を考えて、
感染拡大防止のため、大会に帯同した教員だけで寮の宿直勤務を回す対応を取ったということです。
このため、ことし1月10日から16日の週では、1人の教員が週に5回、宿直勤務を行っていました。
また、バスケットボールの強豪、旧能代工業高校でも、感染対策の影響もあり
昨年度の違反回数が増加したとしています。
具体的には、去年8月、練習試合を行った企業チームでクラスターが発生して
旧能代工業高校の選手たちもウイルス検査の対象になったことから、感染拡大防止のために
3週間程度、部活の顧問だけで宿直勤務を回す対応を取ったということです。
このため、去年8月9日から15日の週では、1人が週に5回、宿直勤務を行っていました。
新型コロナウイルスが収束しない中、寮に入る生徒が県外での遠征から戻った際や
ウイルス検査の対象になった際などの感染拡大防止と、寮での生活指導などを行う
宿直勤務の両立が課題となっています。
09/10 14:48