2021.09.12 08:00

 京都大学高等研究院の斎藤通紀(みちのり)教授らのチームが8日、ES細胞から「精子幹細胞」と呼ばれる、精子の元になる細胞を効率的に作り出す研究に成功したことを発表した。

 研究では、精子の元になる「精子幹細胞」をマウスの精巣の組織と共に培養し、精子になるまで成熟させたものを卵子に受精させたところ、健康なマウスの赤ちゃんが生まれたという。ES細胞などを使い、試験管の中だけで生殖細胞を作り出す技術は、精子では初となる。

「成果のポイントにつきましては、ES細胞から精子まで、オス生殖細胞の全分化過程を試験管内で再構成できた。これは世界で初めての報告であります。オス生殖細胞の途中の分化過程というのを解析する方法論に新たな可能性を提供するということです」(斎藤教授)

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https://times.abema.tv/news-article/8673603