札幌市で、新型コロナウイルス流行「第5波」を含む7月1日から9月15日にかけて感染して死亡した人は33人で、
昨年から今年にかけての第3波(11〜1月)の235人や、第4波(4〜6月)の471人と比べて大幅に減少したことが分かった。

今夏以降、ワクチン接種が本格化し、医療提供体制の整備も進んだことが背景にあるとみられる。 

札幌市の発表に基づく集計によると、第3波から第5波の死者の年代別内訳は60代以上が9割超を占めており、
第5波ではこの世代を中心に死者が減った。

市内では5月、かかりつけ医がいない一般高齢者向けの集団接種会場での接種を始めた。
8月下旬には国からのワクチン供給が安定したこともあり、接種が順調に進んでいる。

9月15日現在、市が接種券を発行した65歳以上の市民55万6692人のうち、2回接種を終えた人は85・2%になった。
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