菅義偉首相の後継を決める自民党総裁選が17日に告示されるのを前に、山陽新聞社が通信アプリのLINE(ライン)を使って誰を望むか尋ねたところ、
河野太郎行政改革担当相が36・4%でトップとなった。

立候補を表明している3氏を含む計5氏の中から選んでもらった。
以下、石破茂元幹事長が17・9%、岸田文雄前政調会長が16・3%、
高市早苗前総務相が12・8%、野田聖子幹事長代行が2・2%で続いた。

自民党支持層に限ると、河野氏に次いで高市氏が2位に上昇した。

「記者が行く みなさんの声を聞かせてください」のアンケート取材の一環で、LINEのアカウント登録者を対象に13〜15日に実施。計453人から回答を得た。

河野氏は回答者のうち、特に支持している政党がないとした「無党派層」でも首位。次いで、岸田氏、石破氏、高市氏、野田氏の順だった。

世代別の支持傾向をみても、河野氏は各世代でトップに。50代以上では石破氏が2位に入ったが、30、40代では岸田氏が石破氏らを上回った。
ただ、回答の受け付け終了後、石破氏は総裁選への不出馬を正式表明したため、同氏を支持した人たちの今後の動向が実際の投票や次の政権を巡る世論の形成に影響を与えそうだ。

各氏を支持する理由(複数選択)では、河野氏は「発信力に期待できる」や「リーダーシップに期待できる」が目立った。
菅内閣では行財政改革に加えて新型コロナウイルスワクチン担当としても露出・発言の機会が多いほか、ツイッターで国会議員の中で
最多級の240万人を超えるフォロワーを抱えていることなども期待度の高さにつながっているとみられる。

岸田氏は「人柄に期待できる」や「政策に期待できる」、高市氏は「政策に期待できる」や「政治理念に共感できる」を挙げた回答者が多かった。
https://www.sanyonews.jp/article/1175951

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